【売却事例】「健康に良い食品を」をモットーに。北陸のお菓子メーカーの技術承継

「健康に良い食品を」をモットーに。北陸のお菓子メーカーの技術承継

北陸でお菓子を製造する食品メーカー。

順調に事業を拡大していましたが、成長を加速化するため、自社の技術力を理解し評価する企業との提携を模索し始めました。

社長自身、化学物質のアレルギーを持っており、研究者として「健康に良い食品を」をモットーに商品開発に取り組んでいました。

 

さまざまなユニークな商品を世に生み出していましたが、ひとつ大きな課題がありました。

 

それは、大手企業との販路獲得です。

 

売上横ばい、利益は赤字に転落。強みを生かすためにとった戦略とは

 

社長は、商品アイデアを生み出すことは得意でしたが、販路拡大が苦手であり、売上はじり貧状態、利益は赤字に転落し、財務状況は必ずしも良いとは言えなかったのです。

 

そこで社長は、自社の強みである技術力に専念することにし、販路拡大は、大手企業との提携することを選択するため、M&Aを決断しました。

 

M&A仲介会社の経営承継支援に相談

社長は、中堅中小企業を専門にするM&A仲介会社、経営承継支援に相談。

経営承継支援の担当者は、社長の想い、事業内容、財務状況を分析し、独自のデータベースを活用し、ニーズにマッチした上場企業にアプローチすることを提案しました。

結果、上場企業は強い関心を持ち、交渉がスタートしました。

企業同士のミーティングを重ねて、基本合意書と呼ばれる契約書を締結し、買い手企業が対象会社である売り手企業の事業を調査する段階まで進みました。

 

まさかの破綻!財務調査により振り出しに

買い手企業による売り手企業の財務調査が2日間にわたり実施されました。

財務調査の結果、当初、予定していた収益力が見込めないことが判明しました。

財務調査を進める中で、設立したての工場があり、今後の工場稼働における財務分析を実施すると、追加の製造費用、労務費、材料費が増加することがわかったのです。

生産体制を再検討すると、現在の売上から30%増が見込まれない限り、損益分岐点を超えないことという結果が出ました。

この結果、買い手企業である上場企業も、当初、描いていた事業イメージと乖離することとなり見送りとなりました。

 

同じ北陸エリアで買い手候補先が現れる!

見送りになった後、別の買い手候補先にアプローチをかけていたところ、同じ北陸エリアで売り手企業に興味を持った会社が現れました。

買い手企業は、売り手企業の社長の商品開発力や技術力を高く評価し、お互いの条件も合致し、成約に至りました。

 

M&A成立後の食品事業と社長

M&A後、買い手企業が主軸となり商品の販路拡大に努め、売上も増加し、順調に事業は成長しているとのことです。

研究肌の社長は、経営を退き、現在は研究開発部門の責任者となって、引き続き商品開発に励んでいます。

M&Aは必ずしも決算数値だけで判断されるものではなく、社長の事業への想い「健康に良い食品を」や「キラリと光る技術やアイデア」があれば、それらを活かしてくれる場所があります。

 

現在、将来の経営に迷われている社長も多くいらっしゃるかもしれません。

コロナ禍のおいて、多くの経営者が前倒しで事業承継の検討を始めています。

M&Aについて一度、ご相談ください。

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監修
株式会社経営承継支援

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