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2019年度の業界最大規模!年商60億円の調剤薬局グループのスピードM&A
本案件は調剤薬局業界において2019年度の業界最大規模のM&A案件となり、東京都内売上が50億円超の調剤薬局企業の案件は2016年のみよの台グループ以来、3年ぶりの案件でした。
コンビニエンスストアより店舗数が多い調剤薬局は、競争の激化や薬剤師の不足に加え、調剤報酬改定による収益の低下も見込まれることから再編が加速しています。
今回は、首都圏に20店舗を構える年商約60億円の調剤薬局グループを、大手調剤薬局チェーンが買収した事例をご紹介します。
有名な総合病院前に20店舗を構える都内でも有数のグループ
売主様は、オーナー様が1983(昭58)年に、都内のクリニック前で創業し、その後は東京都を中心に神奈川県や埼玉県など首都圏に店舗網を広げ、業容を拡大。
主に名だたる総合病院前に20店舗を構える都内でも有数のグループを展開していました。
オーナー様は60代半ばにさしかかり、引退を考えられていました。
オーナー様のご子息も役員として経営に携わっていましたが、調剤薬局業界をとりまく環境の厳しさもあり親族内承継ではなく、第三者への譲渡による事業の継続と従業員の雇用確保を模索していました。
買主様は東証一部上場企業で、連結売上高が2000億円を超える大手調剤薬局チェーン企業です。
業界内では久々の大型優良案件ということから、複数の大手企業が買収に名乗りをあげました。
譲り受ける側からすれば、1店舗当たりの売上高が業界平均と比べて高く、かつ有名病院の門前薬局を中心に展開していた点でとても魅力的な案件でした。
調剤薬局の譲渡を決断した背景
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