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「M&Aはタイミング」
M&Aのスムーズな成約の1要素として「譲渡のタイミング」が重要であるということがよくわかる事例です。
動画のあらすじ
門前の薬局として多くの患者様に慕われる1件の調剤薬局。
都内屈指の住宅地エリアにある薬局で、長年経営を続けてこられた薬剤師兼社長の小谷知さんは、M&Aアドバイザーとの出会いをきっかけに薬局の譲渡に踏み出します。
契約締結までの過程では、様々な葛藤や不安を抱え、譲渡を途中で辞めてもいいかとアドバイザーに確認したこともあったそうです。
そうした心の葛藤と向き合いながら、薬局に来てくださる患者様のために、譲渡までの道のりを一歩ずつ歩んだ小谷さん。
より良い条件で薬局を引き継いでくださる買い手企業が見つかり、譲渡契約を締結しました。
2年間の引継ぎ期間を経て、譲渡した薬局からは完全に離職。
現在は、“地域の皆様が集える薬局”を目指して新たに薬局を開局されました。
新しく開局した薬局での再会(左:小谷さん、右:当社アドバイザー野呂)
M&Aはタイミングがすべて!?
「最高のタイミングで譲渡ができた。」
そう言って小谷さんは、終始明るい笑顔でM&A当時のことを語ってくださいました。
✓コロナ危機!抜群のタイミングでの譲渡
(動画:第1話より)
コロナウィルスの流行で大混乱に陥った2020年。
「その前に譲渡が済んで本当によかった」と小谷さんは安堵の表情を浮かべながら、当時を振り返ります。(M&ALUCK 女性起業家M&Aシリーズ第1話参照)
コロナウィルス流行当初、マスクや消毒液が品切れになったのは、記憶に新しいところです。
一時は小谷さんも、「薬局なのにマスクや消毒液が手に入らないかも…」と肝を冷やしたそうです。
しかし、その危機が訪れる前に譲渡が成立していたため、買い手企業からマスクや消毒液、さらに体温計など、店舗運営に必要な品が送られてきたといいます。
「もし、コロナ前に譲渡していなかったら、大変なことになっていた」と混乱した当時を思い出しながら語ってくれた小谷さん。
小谷さんの英断が最高のタイミングでの譲渡を実現したのです。
明るい笑顔で当時を語る小谷さん(左:小谷さん、右:当社アドバイザー野呂)
✓その時は、突然訪れた…。アドバイザーとの出会い
(動画:第4話より)
もう1つ小谷さんは興味深いお話をしてくれました。
「譲渡に向けて何か行動を起こされていたのか」と伺うと、「そうではない」と小谷さんは答えます。
小谷さんが薬局の譲渡に踏み出したのは、当社のアドバイザーが小谷さんを訪ねたことから始まったのです。
元々、当社のアドバイザーは、別の調剤薬局案件の“買い手”を探しており、たまたまその調剤薬局の近隣店舗だった小谷さんの調剤薬局に、譲り受けの打診に伺いました。
その際に、「そろそろ今の調剤薬局を手放す時かも…」とぼんやりと考えていた小谷さんは、突然訪問した当社のアドバイザーに、「買う側ではなく、売る側です。」と譲渡の相談をしたのでした。
まさに、ナイスタイミング。
このお話を聞いて、「来るべくして、来た譲渡のタイミング。」と思わざるを得ません。
小谷さんが譲渡した調剤薬局は、その時が一番の譲渡のタイミングだったのでしょう。
譲渡を頭に思い描いた時、次のステージへ一歩踏み出そうと思った時、そんな時が会社譲渡のタイミングなのかもしれないと、小谷さんの言葉を聞きながら、筆者は感じました。
女性起業家M&Aシリーズ ~調剤薬局の譲渡~ 全動画
インタビューの全貌は下記のURLから!
https://youtu.be/_CfReavIcRU② 【調剤薬局M&A②】成約1週間前にまさかのブレイク!?当時の社長の心境
③ 【調剤薬局M&A③】黒字の調剤薬局を譲った社長のホンネ
④ 【調剤薬局M&A④】突撃訪問!M&Aコンサルタントとの出会い
⑤ 【調剤薬局M&A⑤】優良薬局を譲渡した社長が失敗しない【買い手の選び方】を教えます
⑥ 【調剤薬局M&A⑥】立ちはだかる競業避止義務!社長が譲れなかった4つの条件~
⑦ 【調剤薬局M&A⑦】M&A業界の常識は、社長の非常識?社員報告のタイミング~
⑧ 【調剤薬局M&A⑧】M&A後、社長はすぐ引退?3年経った今、売上は上昇した?
⑨ 【調剤薬局M&A番外編】M&A後の展望を社長に聞いてみました。
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