経営者の決断を支え、次世代につなぐM&A シニアM&Aコンサルタント 宮下 知昂
経営者の決断を支える立場として
M&Aは、論理だけで完結するものではありません。最終的に意思決定を左右するのは、経営者一人ひとりの想いです。私はこれまで、金融やM&Aの現場において、その感情を置き去りにすることなく、経営者の決断がより良いものとなるよう伴走してきました。
事実や数字を丁寧に積み重ねながら、不安や迷いを整理し、決断へと昇華させていく。
想いに迎合するのでも、理屈を押し付けるのでもなく、意思決定に必要な材料を提示したうえで、決断の瞬間まで併走することを大切にしています。
経営者が下した決断を正面から受け止め、最後まで支え続ける。
それが、私のコンサルタントとしての矜持です。
契約の先まで設計するということ。
M&Aは、単に売主と買主の間で契約が成立すれば終わりではありません。譲渡される企業が、その後も継続的に価値を生み出し続けられるかどうかにこそ、本質があると考えています。
譲渡企業様の従業員説明会に同席した際のことです。弊社では、従業員ご本人だけでなく、その先にいらっしゃるご家族様のご不安も踏まえ、少しでも安心していただけるよう、買い手企業様のパンフレットや、譲り受ける想いをまとめた資料を事前に準備しています。説明会が進むにつれて会場の緊張は次第に和らぎ、参加者からは思い思いの質問が出るようになりました。さらに会が進むと、質問の内容も将来を見据えたものへと変わっていきました。その光景を目の当たりにし、「売って終わり」「買って終わり」ではなく、事業が継続し、価値を生み出し続ける状態まで見据えることの重要性を、あらためて実感した経験でした。
迷いを整理し、決断に変えるために。
M&Aは、企業や数字の話である前に、経営者ご自身の人生に関わる大きな決断です。迷いが生じるのは当然であり、その迷いを抱えたまま結論を急ぐべきではありません。一方で、決断を先送りにすることが最善とも限らないのが現実です。私は、感情と論理の両面から判断材料を整理し、納得のいく決断に至るまで併走することを大切にしています。経営者が大切に築き上げてきた企業がこの先も価値を生み出し、歴史を紡ぎ続ける、そういった選択かどうか。真正面から向き合い、私自身も自問自答しながら支えます。
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