2020年アルミニウムプレス加工製品製造業のM&A動向


2020年アルミニウムプレス加工製品製造業のM&A動向

 

中小企業M&Aでは、製造業のオーナー経営者様からご相談を多数いただいております。

筆者も、これまで特許を有した独自製品を持った会社や、大手自動車メーカーの椅子の部品を量産している加工メーカーなど、全国各地のM&Aに携わりました。

今回は、飲料用の缶でおなじみのアルミニウムを扱う製造業です。

アルミは金属の中でも軽いのが特徴であり、調理用器具から医療用器具まで幅広い器具に用いられています。

経済産業省の平成29年の従業員4人以上を対象としたデータをみると、429社のうち65%が従業員20名未満の企業であり、中小企業の中でも小規模の割合が多いといえます。

同業界も他の製造業と同様に、量産型の製品は海外に流れ、国内では基本的には技術力を有する付加価値のある製品が求められています。

 

筆者が依然、担当した企業は、生産性を向上するため、自動化に積極的に取り組んでおり、人手をかけずコストを削減し利益を出しており、買い手企業にも高くご評価をいただき成約しました。

 

M&Aの主なチェックポイント

 

製造業のM&Aにおいては、「金型」について、確認する必要があります。

 

① 金型を自社で製造するケース

② 金型製造を外注するケース

③ 受注先から有償支給もしくは無償支給されるケース

 

年商5億円規模の製造業の場合、有償支給される企業が多く、金型製作まで内製化しているケースは比較的、中堅クラスの製造業になります。

一方、その他の企業は、大手からの注文に対し、ギリギリ利益が出るか出ないか、厳しい状況を乗り越えて、設備投資による借入も多いのが一般的です。

また、売上高に占める取引先のシェアについても確認する必要があります。

1社に依存している場合は、取引先の方針や外部環境の変化で需要が減少した場合、経営状況が一気に悪化する恐れがあります。

 

Slider

この20年間で、中小企業M&A市場も大きく変わりました。

中小企業のオーナー経営者様にとって、誰に相談してよいかわからない状況がいまも続いています。

M&Aは、重大な決断の1つとなりますので、あせらずM&Aについてしっかり理解したうえで進めていくことが肝要です。

まずは、中小企業M&Aでもっとも活用される株式譲渡について図をみて確認しましょう。

 

Slider

アルミニウムプレス加工製品製造業のM&Aのメリット・デメリット

 

次にM&Aによる会社売却のメリット・デメリットについてお話します。

 

M&Aのメリットについても、オーナー経営者様の目的よって様々です。

もしオーナー経営者様が引退しても、引き続き従業員の雇用を守っていきたいのであれば、M&Aにより理論上、実現することは可能です。

また廃業するよりも、第三者に株式を譲渡した場合、株式価値に応じ、現金を手に入れ、引退後の資金に充てることもできます。

なにより、銀行からの借入がある場合は、借入返済から解放され、その他の責任から解放され、「肩の荷がやっとおりた」という感覚を得ることかもしれません。

 

一方、デメリットについては、譲渡先である買い手次第で、会社の方向性が大きく変わることです。

ただし、中小企業M&Aは、国内企業同士のM&Aであるため、海外企業とのM&Aに比べると言語の壁、文化摩擦や価値観の相違というよりも、コミュニケーション不足に気を付ける程度ではあります。

予防策としては、M&A後に、両者の社員同士が十分にミーティングしコミュニケーションをとる機会を設けていくことが大事になります。

会社売却を検討する前に覚えておく3つのポイント

 

M&A仲介会社の選定

 

M&A破綻リスクの1つとして、M&A仲介会社に起因するケースです。

M&A仲介会社は現在、100社以上を超えていますが、その全てが経験豊富なプロフェッショナルではありません。

リスクを見落とし、トラブルになったり、交渉が破綻になったりする話を耳にします。

また貴社の事業に精通しないコンサルタントの場合、適正な評価や判断ができないため実績を確認しましょう。

手数料に関しても、各社によって基準が異なりますので、満足のいくM&Aを実行するためには十分に比較することをおすすめします。

 

【関連記事】M&Aの流れと手数料体系

【関連記事】『M&Aの流儀』第7話~理想的なM&A仲介会社を探す

 

 

 

リスクを最大限に把握すること

 

財務に関する未払いや帳簿にのらない負債など、細かい項目についてはコンサルタントと事前に詰めておくことが重要です。

その他、気になる点も知り得る限り、コンサルタントに伝えておきましょう。

 

価格の落としどころ

 

価格については「数字」で目にみえる結果として現れますので、オーナー経営者様の中で軸を持つことが重要です。

コンサルタントは、M&Aを初期段階で、一般的な評価方法に基づいて価格についてお話します。

しかし、買い手によって評価方法も評価基準も異なります。

例えば、一般的な評価方法で3億円であったとします。

しかし経済環境が悪化し、見込みの収益が大幅に減少すると、買い手も将来予測がかわり、3億円を2億円と再評価することも十分考えられます。

このように一喜一憂しないように、落としどころを持っておきましょう。

 

その他、M&Aを進めるには、まだまだポイントはありますので、とりあえず話を聞いてみることをおすすめします。

無料相談はこちらのボタンから申し込みができます。 ⇩⇩⇩⇩⇩⇩

 

関連記事