【薬局M&A】廃業準備を進めていた薬局オーナー様。資産譲渡によるM&A


※1分で読めるM&A事例です。

【ご相談者様】 廃業準備を進めていたオーナー様

 

■ ご相談内容

神奈川県の市街地にある調剤薬局。

オーナー様は、以前大手チェーン店から店舗を引き継ぎ、経営に当たっていました。ところが、元々、店舗面積が広いため賃料が高く、収益面での課題は残っていました。さらに昨今、周囲に大手ドラッグチェーンの進出など、外部環境の変化により苦境に立たされていました。

~2018年10月~

当社の提携先である会計事務所を通じて、店舗譲渡のご相談をいただきました。

私は、会計事務所の先生ご同席のもと、オーナー様から現在の状況をヒアリングしました。

すると、オーナー様は廃業を前提として作業を進めており、3ヶ月前の賃貸借解約告知義務があり、不動産管理会社との間で、不動産賃貸解約の手続きを進めていたことが判明しました。

このテナントの不動産管理会社のご担当者からも「可能であれば、このままの状態で次の薬局オーナー様をみつけて欲しい」とのお願いがありました。

M&A案件よりも「居抜き物件」に近い状態でスタートしました。

 

■ M&Aプロセス

当社の調剤薬局の買い手データベースは、法人のみではなく個人の情報もあり、個人も含めた買い手候補先をアプローチしました。

買い手データベースに、「神奈川県での開業希望」の条件に当てはまる個人の方がいらっしゃいました。

早速、私は、この個人の方に連絡をし、譲渡対象案件の現状をお伝えしました。

買い手候補者は、自宅からも通勤可能なエリアの薬局であり、「ぜひ検討したい」との意向を表明して頂きました。

この方は、何年も前から、いずれご自身で薬局経営をしたいとの夢を持ち、ようやく立地条件の合う案件に巡り合えたとのことです。

その後、何度も売り手オーナー様と買い手候補者との間で、話し合いがもたれました。

~2019年5月~

売り手と買い手は譲渡契約を交わし、買い手は、在庫調剤や什器類一式を譲り受け、新たなスタートを切りました。

 

■ 総括

買い手の個人の方は、ご自身で新規薬局を立ち上げた場合の予算よりも安く、長年の夢であった薬局を開業でき喜んで頂きました。

数か月が経ち、買い手のオーナー様に状況を聞いてみると、コストの見直し、営業戦略を立案し、理想の経営を目指し頑張っているようです。

また、売り手のオーナー様は、現在、別の薬局で勤務薬剤師として、もう1度、自らの店舗運営を目標に日々、仕事を続け、それぞれ新たなスタートを切り、挑戦しています。