【薬局M&A】オーナー1人の薬局譲渡!?在宅・訪問薬剤師のニーズで買い手急増


同業による個人が営む調剤薬局の事業譲渡

※1分で読めるM&A事例です。

 

■ ご相談内容

オーナー様は、調剤から事務作業までを全部一人でおこなっていたため、体力的な限界を日々、感じており、住居が近隣ではなく、また病院からの処方箋も1日20枚ほどと少なかったため、このまま廃業するか、誰かに引き継いでもらうか、悩む日々が続いていたそうです。最近では、このような1店舗のご相談も増えています。

 

~2019年5月某日~

そのさなか、オーナー様は、薬剤師の知り合いから当社「経営承継支援」の存在をお知りになり、霞が関にある当社にお越しいただきました。

オーナー様には、M&Aで必要となる決算書や事業に関する資料を準備していただき、本件スタートしました。

 

■ M&Aプロセス

 

~2019年8月~

立地は新宿区と人口の多い場所でもあったのですが、やはりオーナー1人であり、他の従業員もいない小さな薬局のため、なかなか引継ぎ先が現れませんでした。

数か月経ったある日、都内で複数薬局を展開する経営者様から「23区内、特に人が多い地区の薬局が欲しい」との連絡がありました。

今回の新宿区の薬局をご提案したところ、買い手候補である経営者様は、新宿エリアの施設から新たに処方箋が取得できる情報を持っており、かつ、在宅・訪問薬剤師の拡大も図っていたため、1人オーナー薬局は新宿の拠点としてメリットがあるとのことでした。

 

~2019年10月~

ご相談いただいて半年後、1人オーナー薬局は無事、営業権も評価された金額で譲渡が完了しました。

 

■ 総括

 

オーナー様は、本来、廃業を選択していれば、店舗の原状回復費や薬の廃棄処分料等を含めた清算手続き費用を背負うことになります。

しかし、これまで培ってきた実績も評価された金額を手に入れることもでき、たいへん喜んでいただきました。

さらに、買い手の経営者様の計らいにより、オーナー様は、店舗譲渡後も引き続き勤務薬剤師として仕事を続けることができ、事務作業はなくなり、以前より給料制へ移行し手取りも増えたとのことです。

M&Aでは、事業譲渡後、本件のように必ずしもリタイアメントしなければならないとは限りません。

もしご自身による経営にこだわらないのであれば、他社との提携による働き方を変えてみることも一つの方法といえるでしょう。