【薬局M&A】まさかの異業種!?IT企業による大手薬局チェーンの店舗買収戦略とは


大手調剤薬局グループの店舗戦略見直しによる店舗売却

※1分で読めるM&A事例です。

 

■ ご相談内容

2019年3月、全国チェーンの大手調剤薬局グループから、不採算店舗の切り離しに関するご相談がありました。

当グループは、今後の注力すべきエリアや財務目標に合わせて全国の店舗見直しを実施し、店舗売却の条件を取り決めたとのことでした。

店舗譲渡の条件として、自社所有の土地・建物を併せての譲渡を希望されました。

一般的には、調剤薬局業界はM&Aの買い手が多いとされていますが、飽くまで、買い手の求めるニーズは、好条件の場合に限られます。

今回のように不採算かつ不動産込みの場合、買い手候補先探しも、難易度が高くなります。

 

■ M&A戦略策定

 

当社が保有する調剤薬局の企業データベースでは、想定していた通り、同業の場合、条件に当てはまる買い手候補先はありませんでした。

ただし、当社は調剤薬局以外の業種も対応できますので、異業種までアプローチ先を広げ、買い手候補先の探索を実施しました。

アプローチリスト先に、調剤薬局事業に新規参入したいIT企業様がいらっしゃいました

私は、IT企業のM&A担当者様に早速、連絡を入れ匿名情報シート(ノンネームシートと呼びます)を送り、初期的ヒアリングを実施しました。

IT企業様にとっては、独立した個人がリスタートすることにより、調剤報酬点数も変更となる結果、採算がとれる店舗になる見込みがあり、ヒアリングベースで強い関心を示されました。

数日後、IT企業のM&A担当者様と打ち合わせを実施しリスク事項等も十分にご説明したうえで、「ぜひ本件を進めていきたい!」との意向があり、両者の面談を進めることになりました。

IT企業様にとっては、地元での認知度、既存の利用者様のデータ、在庫調剤や什器などをすぐに活用できるため、譲渡後すぐに薬局事業をスタートできる機会を得ることは一番のメリットでした。

その後、トップ面談、条件のすり合わせ、契約書の取り交わし、事業の引継ぎとM&Aプロセスを済ませ、無事、成約に至りました。

 

Photo by Prateek Katyal on Unsplash

■ 総括

中小企業M&Aの世界では、タイミング及びM&A専門会社の情報量次第では今回のようなご縁があり、当社は日々、最新のM&Aデータを収集しています。

本事例のように当社は、異業種を含めた買い手候補先のご提案が可能でございますので、会社売却をご検討の経営者様は、まずは無料オンラインM&A相談もしくはお電話・メールにてお問合せください