中堅・中小企業の事業承継・M&A仲介なら日本経営承継支援

03-6279-045703-6279-0457受付時間

セミナー情報・申込

お問い合わせお問い合わせ

メニュー

出版業界のM&A動向

出版業界のM&A動向

出版業界のよくある悩み・ニーズ

出版業界は市場が減退傾向にあり今後も大きく改善することはないと予想されています。消費者が使う主たる情報ツールがインターネットに移行したこと、書籍や雑誌以外の娯楽が増加したことなどが主な要因です。現在の出版業界ではわずかなベストセラー作家の出版権を争うなど、短期的な戦略も目立ち業界が頭打ちになりつつあります。従来の経営戦略とは異なる視点からの、全く新しいアイディアが望まれており、環境変化への対応力を身につけることも急務です。

こうした問題点や課題を解決すべく、M&Aによる吸収合併や経営権売却などを行い、人材確保や事業規模の拡大などを進めようと考えている企業もあります。

 

出版業界における動向・トピックス

出版業界の動向として見過ごせないトピックスはデジタル書籍の浸透でしょう。デジタル書籍は単価が安いだけではなく、移動中にもスマホの画面で簡単に読むことができるなど、現代人の生活とも絶妙にマッチし、あっという間に一般化しました。

しかし、デジタル書籍販売によって出版業界の利益率は下がったといえます。デジタル書籍のみで商品を販売すると印刷費やデザイン費などが必要なくなるので、所有している工場やスタッフの稼働率が下がり、総合的には経費を回収できなくなってしまうのです。また、インターネット技術に長けた作家からすると、書籍という形で出版社を経由して作品を発表する必然性はなくなりました。徐々に、執筆から流通までを自分で行う作家も増加してきています。これまでのように人気作家を囲い込むことが困難になり、安定した売上を継続することができなくなりつつあります。

こうしたなか、出版業界では書籍のメディアミックスやキャラクターの商品化などで利益を伸ばそうとする動向が顕著になってきました。また、インターネット上でのビジネスも、引き続き強化ポイントの一つです。

 

 

出版業界でM&Aをすることのメリット(譲渡側)

出版業界では自社の足りない部分を補うためにM&Aを決断する企業も増えてきています。出版業界のM&Aにおいて、譲渡側のメリットはIT分野での技術や経験をカバーできることです。

インターネットが情報発信の中心となるに従い、電子書籍だけでなくWEBメディアやWEB広告の重要性も膨らんでいます。現在では多くの雑誌が出版するだけで赤字になっているといわれていますが、印刷費を抑えられるWEBマガジンであればページビューを稼ぐことで広告収入を期待でき、黒字を出せる可能性が高まります。

しかし、WEB展開ではSEO知識やソーシャルメディアリサーチなど、これまでの出版業界とは全く違ったノウハウが必要となります。出版業界からすれば一から社員にIT知識を学ばせるよりも、専門的なノウハウを持った企業に経営権を売却し、ITに対応できる組織体制を構築するほうが手早いのです。

また、大手出版社などに買収されることでキャラクターグッズや映像ソフトの制作までを、外注する必要がなくなるケースもあります。売上と商品クオリティを維持するためにもM&Aは役立つでしょう。

 

出版業界でM&Aをすることのメリット(譲受側)

経営権を譲受ける側にもM&Aは大きなメリットがあります。人気コンテンツの利益を獲得できる、事業の宣伝にメディアを利用できるなどのメリットのほか、著作権を管理できるのは事業拡大の追い風になるでしょう。

純粋な書籍の売上が伸び悩んでいる出版業界にとって、キャラクタービジネスは利益を上げるための数少ないポイントの一つです。特に、人気キャラクターの著作権を保有しているともなれば、世界規模での事業展開を見込めます。日本のコミックキャラクターは世界から注目を集めており、ヒットキャラクターを生み出せば息の長いビジネスが続けられるでしょう。

出版会社を買収するということは、会社が保有している著作権も手に入るということです。既に人気に火がついているキャラクターだけでなく、これからヒットする可能性のあるキャラクターの著作権もコントロールできます。キャラクターグッズや使用料などでの利益はもちろんですが、自社製品の宣伝に利用するという相乗効果も期待できるので、これまで対象外だったターゲット層にも訴求できるようになるでしょう。

出版業界のM&Aのポイント

出版会社がM&Aを考える際には、合併の相手として自社の弱点をカバーしてくれる企業を選ぶようにしましょう。会社を買収する場合でも売却する場合でも、単に巨大な企業と合併して一時的に経営を凌ぐのではなく、長期的な視野を持つことが重要です。

出版業界とはこのままの営業スタイルでは将来性が確約できない分野です。紙媒体が電子書籍に完全移行する可能性がないとは言い切れず、もしもそんなことが実現すれば大手を除いて生き残れる企業はほんの一握りでしょう。

だからこそ、出版業界のM&AではIT技術や広告力、企画力に優れたパートナーが望まれます。企業の価値観をリセットし、新しい気持ちで前進できるようなM&Aを目指しましょう。また、海外への展開力もチェックしたいポイントです。海外市場も狙える経営ビジョンを共有できれば、M&Aが莫大な成果をもたらす可能性も生まれます。

紙媒体の売上こそ先細りになってはいますが、それでもなお出版業界には数々のポテンシャルが秘められています。ポテンシャルを存分に引き出してもらえるような相手とのM&Aで新境地へと足を踏み入れましょう。

後継者難に悩む中堅・中小企業の経営者様M&A(会社譲渡)を検討中の経営者様へ 事業承継の悩みを一掃! 「事業承継・M&A無料診」サービスはこちら