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銀行業界のM&A動向

銀行業界のM&A動向

銀行業界のよくある悩み・ニーズ

銀行業界によくある悩みやニーズについては主に4つあげられます。

1つめはマイナス金利による本業である貸出業務の利益が上がりにくいことです。2つめは海外展開が進まないことが、特にメガバンクの悩みといわれています。3つめは担保中心の貸し出しから企業を活かす貸し出しへの融資姿勢の転換です。金融庁の方針転換によるもので主に地方銀行の悩みやニーズです。4つめは人口減少による地方銀行の生き残り戦略が求められていることです。

 

銀行業界における動向・トピックス

銀行業界における動向を見ると、まず金利動向が銀行の収益に与える影響に注目できます。マイナス金利政策によって利ザヤが縮小してしまい、国債運用でも利益が出にくい状況になっています。そのため、投資信託販売や海外事業などに収益を求めていますが、十分とは言えない状況です。金融政策が今後どのように進んでいくのかが銀行業界の動向に大きな影響を与えることになるでしょう。

次に、ブロックチェーンとビットコインについてのトピックスです。ブロックチェーン技術を応用することで、低コストで信頼性の高いシステムが作れるようになるといわれています。そのため、銀行業界も真剣にブロックチェーン技術の取入れを検討しています。また、ビットコインについても改正資金決済法の施行によって正式に決済手段と位置付けられました。銀行業界としては、どう付き合うかが今後問われることになるでしょう。

最後にマイナンバー対応についてです。銀行は巨大なメインフレームを使って口座情報を管理しています。各口座について任意でのマイナンバーの紐づけ、義務化検討が進んでいくとマイナンバー対応を本格化する必要が出てくるため検討を進めています。

 

銀行業界でM&Aをすることのメリット(譲渡側)

M&Aは、場合によっては有効な経営戦略となります。銀行業界でもM&Aによる経営課題の解決が盛んに行われています。事業を売却する側である譲渡側の銀行のメリットは何なのでしょう?主に2つのメリットが考えられます。

1つめは、単独では規模が小さく大型投資ができないなど生き残りに不利な状況の場合に、規模の大きな銀行に吸収合併してもらうことによって事業の存続が可能になることです。吸収合併によって銀行の名称が消えたり合併後の銀行での力関係では主力になれなかったりなどの難点はありますが、銀行を存続させて従業員の雇用を守り、預金者や融資対象者などに迷惑をかけずに済むという大きなメリットがあるといえるでしょう。

譲渡側の2つめのメリットは、買収する側である合併法人の高い情報管理技術や経営ノウハウを活用して銀行を再生できることです。M&Aにおける売り手側の基本的なメリットといえます。銀行経営にもさまざまなノウハウがあります。金融庁の指導によって一定のレベル以上の経営品質を保っている各銀行ですが、それでも経営ノウハウが豊かな銀行とそうでない銀行があります。M&Aは、その格差を埋められるメリットがあるといえます。

 

銀行業界でM&Aをすることのメリット(譲受側)

続いて、売却を受ける譲受側、買収をする側のメリットです。主なメリットは3つあります。

1つめは、買収などによって吸収した銀行の口座や顧客を手にすることができることです。すでに獲得された口座や融資先を、買収資金を支払うことによって手に入れるということです。新規口座の獲得や新規融資先の開拓をするための営業コストを減らす効果が期待できます。

2つめは規模の拡大です。事業譲渡を受けたり吸収合併したりすることによって、規模の拡大が実現できます。口座数や支店数が増加することはもちろん、設備投資の判断をする上で有利になる点がメリットといえるでしょう。規模が大きくなればそれだけ巨額の設備投資にも耐えられる体力が生まれてきます。特に、マイナンバー対応やブロックチェーン技術の取入れ、AIの活用など銀行業界も今後投資が必要となることが予想されます。規模の拡大によって投資できる環境を整えることができるでしょう。

3つめは短時間で営業エリアの拡大ができることです。メガバンクであれば海外銀行の買収、地方銀行であれば同地域や隣接地域の銀行とのM&Aが中心となるでしょう。ゼロから営業エリアを開拓するには時間がかかりますが、買収することで時間短縮が実現できます。

 

銀行業界のM&Aのポイント

今後の銀行のM&Aに影響を与えるポイントとしては、主に3つ考えられます。

1つめは金融庁の方針の変化です。バブル崩壊後は担保中心の融資の推進をしていましたが、地域に根差した経営アドバイスができる地方銀行という方針に変わってきています。こういった金融庁の方針変更が銀行のM&Aに影響を与えます。

2つめは金融政策の動向とそれに関連する為替相場の動向です。低金利政策が続けば収益基盤を強固にするために小規模銀行が合併したり、収益基盤を拡大するために証券会社を買収したりといったM&Aが盛んになります。また、為替動向の変化によってメガバンクの海外銀行買収が加速することもありえるでしょう。

3つめは新技術の台頭によりその技術を得るためのM&Aの活発化です。ブロックチェーン技術やAI技術の進展によって、銀行もそれらを活用することが生き残りの道だと考えるようになってきています、そういった技術を効率よく銀行内に取り込むために専門の会社を買収するといったM&Aが活発になる可能性があるでしょう。銀行はさまざまな背景でM&Aが行われる業界といえます。

 

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