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書店業界のM&A動向

書店業界のM&A動向

書店業界のよくある悩み・ニーズ

店業界は90年代をピークとして、以降20年間市場が縮小傾向にあります。急激な売上の下降に耐え切れず、閉店に追い込まれる書店も数多く存在しています。

書店業界では旧式の経営スタイルがいまだに蔓延しており、若者を中心とする新たな消費者層のニーズに応えられていないのが現状です。デジタル書籍の浸透もあり、書店に足を運ぶ習慣のない世代が増えていくなか、従来とは違った経営方針で状況を打開するのは急務になっていますが、決定的な解決策が出ているとはいえないでしょう。

 

書店業界における動向・トピックス

書店業界が90年代に隆盛を極めた背景には、大手出版社が発行していた漫画雑誌の爆発的な売上があります。看板作品の多くがメディアミックスされ、ターゲット層である小中学生男子以外からも熱烈な支持を集めていた漫画雑誌は、書店業界にも大きな利潤をもたらしました。

しかし、人気作品の連載終了、新しい世代の雑誌離れ、インターネット上でのデジタル書籍の流行など、さまざまな業界の動向が購買層を縮小させていきました。漫画の発行部数も大幅に落ち込み、全盛期の半分以下になっている雑誌も珍しくはありません。

書店業界は一部のベストセラー作家や漫画単行本などの例外を除けば、安定した売上を確保できる商品を見つけられず苦戦し続けています。本屋大賞などの試みにより書店で本を買う意義をアピールしていますが、大賞受賞作が一時的にヒットすることを除けば爆発的な効果を得るには至っていないでしょう。

そこで、書店経営を存続させるための動向として、他の業種と絡めた多目的空間にする経営策が注目されています。そして、他業種とのM&Aを検討している書店も多いのです。

 

 

書店業界でM&Aをすることのメリット(譲渡側)

書店業界でM&Aを行う際には、譲渡側にも譲受側にもそれぞれのメリットが見られます。まず、譲渡側のメリットとしては新しいビジネスモデルの実現のために、他業種の経営ノウハウを手に入れられるということです。

たとえば、大手レンタルビデオチェーンが書店の経営を始めてから久しいですが、近年では飲食も販売し、ブックカフェとして展開している店舗も増えています。これは書店から遠ざかっている消費者を呼び戻し、再び売上を回復させる意図があります。

書店側もこうした取り組みを考えてはいますが、資金力やノウハウが不足しており、実現には至っていないのが現状です。売却後、大手飲食チェーンなどの経営手腕によって、新展開が期待できるのは大きなメリットとなりえるでしょう。

また、書店にありがちな旧態然とした発想を払拭し、他業種からの新しいアイディアを取り入れるためにも、売却先の声に耳を傾けて経営を見直すことは重要です。これからの時代、インターネットによる在庫検索機能などの必要性も高まるため、WEB環境が整っていない書店もM&Aの恩恵を受けられるでしょう。

 

書店業界でM&Aをすることのメリット(譲受側)

譲受側のメリットとしては新しい経営モデルを試行するための場として、書店を利用できることが挙げられます。本というテーマのもと、さまざまな年代の消費者が集まってくる書店には、単なる販売店として以上の可能性が秘められています。

たとえば、近年ではおすすめの書籍を紹介しあうビブリオバトルなどのイベントが各地で開催され、反響を呼んでいます。イベントの様子がフィクション作品の題材になったり、メディアで取り上げたりするなどますます発展が見込めるでしょう、このようにイベントスペースとして書店はポテンシャルが見受けられ、出版物に限らずカルチャー全般に興味がある消費者を引きつけるスポットとして期待できます。

また、近年の書店ではゲームやDVDといった爆発的な売上が予想される商品も取り扱っています。買収によって書店の経営権を得られるなら、収益の面でも成長することは可能でしょう。現在、売上が落ち込んでいる書店でも宣伝力不足を原因とするパターンは少なくなく、WEB環境や広告を立て直すことができれば売上が回復する確率は低くありません。買収の価値はあるといえるでしょう。

書店業界のM&Aのポイント

書店業界のM&Aでは挑戦的な姿勢が求められています。書店の多くが経営難に落ち込んでしまった原因の一つが、90年代の好景気に甘んじ向上心を弱めてしまったことが挙げられます。結果、ゼロ年代以降のインターネット世代から取り残されつつあり、宣伝力の伴った大手企業を除いてはリアルタイムの消費者の要望に応えられていないという問題点を抱えています。

譲渡側も譲受側も、M&A後はこれまでの価値観を刷新し、先入観にこだわらない発想で新しいビジネスモデルを設計していく必要があるでしょう。

また、個人経営の書店では明確なターゲット選定やマーケティング分析もできていない、いわゆる「どんぶり勘定」を続けているケースも珍しくありません。アルバイトを雇う余裕もないので売り場の整理も手抜きになり、誰も買わない古い書籍が平積みになっている書店もあります。M&Aを行うなら経営者も現場も変わることをおそれず、新しい環境に飛び込んでいく勇気が求められています。

書店が経営の問題に向き合い、時代と適合する努力を始めるならM&Aは絶好のチャンスとなるでしょう。

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