VWAP(Volume Weighted Average Price)
「VWAP(ブイワップ)」とは、「Volume Weighted Average Price」の略で、特定の日の株価平均値(売買高加重平均価格)のことです。 売買が成立した価格ごとに売買成立株数をかけ全取引分の売上代金を求め、その値を販売された総株式数で割ると、VWAPの値を導き出すことができます。 たとえば100円で150株、110円で130株、120円で120株売買された場合、VWAPは累積売買代金43700(100×150+110×130+120×120)を累積出来高400(150+130+120)で割った109.25円になります。 株価とVWAPの関係性を分析することで、株取引の好機をうかがうことができます。 株価よりもVWAPのほうが高ければトレーダーが儲かっている(強気になっている)ことを意味し、株価よりもVWAPのほうが低ければトレーダーが損をしている(弱気になっている)ことを意味します。 VWAPを基準にした価格で行う取引をVWAPと呼ぶこともあります。 VWAPを基準にすることで売買のタイミングを見計らう必要がなくなるので、突発的な株価の変動によるリスクを抑えて取引し、経理処理上の手間を軽減することができます。